クリスマスページェント
1950年の創立間もない頃よりクリスマスページェントを大切にしてきた“クリスマスページェント”が2024年12月19日(木)に大チャペルで行われました。聖書に記されているイエス・キリスト降誕の物語が、全員で歌う讃美歌と高校生の聖書朗読を軸としたナレーションにより進み、壇上のキャスト、大道具係、照明係、受付、オルガン奏楽者、聖歌隊、ハンドベル・クワイアも含め、小・中・高全体の礼拝としてささげました。
今年は久しぶりに、中学校聖歌隊による合唱“O Holy Night!”(讃美歌第二編219番「さやかに星はきらめき」)で始めることができました。
みんなでイエス・キリストのご降誕を覚えて、神様に感謝をささげることができました。
「聖句暗唱」
小学1年生10名が舞台に上がり、「世の光イエス・キリスト」について聖句暗唱します。


~ナレーション~
高校生がナレーターを務めます。


「イエスの誕生が予告される」

天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」
(ルカによる福音書 1章28~33節)
「マリア、エリサベトを訪ねる」

そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、声高らかに言った。「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」
(ルカによる福音書 1章39~44節)
「イエスの誕生。羊飼いと天使」
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」
(ルカによる福音書 2章1~12節)


「占星術の学者たちが訪れる」
彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。
(マタイによる福音書 2章9~12節)


「ハンドベル・クワイアの演奏」
中学・高校ハンドベル・クワイアによる演奏“The First Noel”(讃美歌103番「まきびとひつじは」)の美しい音色がチャペルいっぱいに響き渡ります。


「救い主を中心に」
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
(ヨハネによる福音書 3章16節)


マリアとヨセフ、羊飼い、博士、天使たちが、飼い葉桶に寝かされたイエスさまのまわりに集まり、イエス・キリストのご降誕を祝い賛美します。これがクリスマスの始まりです。