トイレ全面改修と諸施設の改善

 

 高校生が学校生活を送る1号館は、1978年(昭和53年)9月に竣工しました。その後、理科教室・視聴覚教室などの特別教室を含めた教育施設は、大幅に整備充実が図られ、今日に至っています。この間、トイレに関しては、天井板やブース仕切りの取り換え等のみで、和便器中心の典型的な古い学校トイレのままでした。
 2016年3月に卒業した63期の生徒会執行部は、1号館の洋式トイレ増設キャンペーンを展開し、全校生徒アンケートや近隣他校の現況調査結果を添えて校長や事務長に訴え、トイレ改善要望は、現場の先生方だけでなく、理事長・院長を含めた学内世論として形成され、全面改修提案が承認されました。
 受け継いだ次期生徒会執行部は、高校管理職と生徒会顧問、事務当局、業者と共に、「ドリームプロジェクト」と名付けたトイレ改修委員会の構成メンバーとして、何回もの会合を重ねました。最終的には、全クラスアンケートに基づき、4階建て1号館の南棟・北棟のトイレの色調・デザインを正式決定しました。1学期の期末試験直後に工事が開始され、2学期の9月1日から、南棟1階から4階までのトイレが使用可能となります。南棟はホテルのラウンジを思わせる重厚感のある空間です。北棟トイレは、11月中旬には完成します。
 大幅な節水・節電など省エネに配慮した、様々な機能を有する衛生的で快適なトイレが、生徒会の奔走を契機に誕生するのです。私は、間違いなく生徒たちの快適で充実した学校生活に資する本プロジェクトに関わった全ての方々に、心よりの感謝を申し上げたいと思います。施工業者は、LIXIL(リクシル)トータルサービス東京支社でした。

今回完成した南棟トイレの特徴的な仕様、機能などは次の通りです。

1.照明は、人感センサー付きで自動的に点灯。15分感知しないと自動的に消灯。
2.各トイレの大便器ブースは、男女とも洋便器がメイン。和便器は1台のみ。手荷物配慮。
3.用便後、手をかざすと水が流れる自動洗浄。女子は流水音の擬音装置付き。
4.男子の小便器下には汚垂石を置いて匂いの発生を防ぐ。自動洗浄のセンサー付き。
5.洗面台は全面一枚鏡、濡れずに手荷物を置けるドライエリアカウンターを設置。
6.洗面器は、女子7台、男子4台。手をかざすと水が出る自動水栓。ムース状水せっけん。
7.男女とも、トイレ入り口に等身大の化粧鏡(姿見)を設置。
8.節水効果、大便器68%(13㍑⇒5㍑)、小便器75%(4㍑⇒1〜2㍑)、洗面器83%。
9.ブース内での体調不良などの緊急時には、内開きドアは外開きが可能。
10.車椅子対応のトイレは、北棟2階に設置予定。

尚、この夏季休業期間中には、学習室、チューターズルーム、PC教室の全面改修が実施されました。新学習室の利用者からは、「格段に使いやすくなりました」と好評です。